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製造業・工場勤務におすすめの資格5選|職長経験者が優先順位を解説

「製造業・工場勤務で何か資格を取りたいけど、どれから始めればいいか分からない」

そう感じている方は多いと思います。製造業には資格の種類が多く、自分の職種や目指したいキャリアによって優先順位が変わってきます。

また、日ごろの勤務態度も重要ですが、やはり周りとの差をつける為にはインパクトのある資格をいくつも持つというのは重要です。聞いたことのないマイナーな資格や誰もが持っているような資格では意味がありません。

私は半導体工場で製造現場の責任者(職長)を務めており、電験三種や日商簿記2級を保有しています。それぞれの資格を実際に取得した経験から、製造業・工場勤務者におすすめの資格を5つ、優先順位をつけて紹介します。

これから資格取得を考えている方は、自分の状況に合わせて参考にしてください。


📌 この記事を書いた人 半導体工場に勤務する30代。製造現場の責任者(職長)。電験三種・第一種電気工事士・日商簿記2級など保有。現場のリアルをそのまま発信しています。


資格選びの基本的な考え方

製造業の資格は大きく分けて3つのジャンルに分類できます。

  • 電気系:電験三種・電気工事士など。設備保全・電気設備管理に直結
  • 機械・保全系:機械保全技能士など。装置トラブル対応・メンテナンス力に直結
  • 管理・キャリア系:簿記など。現場リーダー・管理職を目指す人向け

自分が今後どの方向に進みたいかによって優先順位は変わります。「現場のスペシャリストになりたい」なら電気・機械系、「将来管理職を目指したい」なら管理系の資格も視野に入れるとよいでしょう。


おすすめ資格5選【優先順位順】

①電験三種(第三種電気主任技術者):最優先でおすすめ

私が最優先でおすすめする資格です。

電験三種は電気主任技術者として、一定規模以上の電気設備の保安管理を行うために必要な国家資格です。実際に製造現場の作業者に対して必要な資格ではありませんが、難易度が比較的高い為、保有者数は圧倒的に少なく取得することが出来ると現場での存在感が大きく上がります。

合格率は10%前後と難関ですが、科目合格制度がありますし、昔は年1回の試験で科目合格の有効期間が2年とチャンスが少なかったのですが、現在は試験回数が年2回となっている為、単純に半年で1科目ずつ合格しても取得出来る資格になりました。

私自身は、テキスト・過去問・YouTubeの解説動画と約6ヶ月の勉強期間で一発合格できました。

👉 [【関連記事】電験三種を工場勤務しながら約6ヶ月で一発合格した勉強法【実体験】]

おすすめ度:★★★★★ 難易度:高(合格率10%前後) こんな人におすすめ:設備保全・電気系の仕事に関わる人、現場で長期的に評価を上げたい人


②電気工事士(第二種・第一種)

電気工事士は電気設備の工事を行うために必要な資格です。第二種は一般用電気工作物(一般住宅・小規模店舗など)、第一種はそれに加えて自家用電気工作物(工場・ビルなど)の工事も行えます。

こちらも製造業の現場では、直接必要な場面はありませんが設備保全に関わったり電気工作などの改善に活かすことが出来ます。やはり電気関係の知識というのは一般の人は全く持ち合わせておりませんので、少しでも周りと差をつけることが出来ます。

私は第一種電気工事士を保有していますが、第二種から段階的に取得するのが一般的なルートです。電気工事士は実技試験がある為、試験対策は必須です。

おすすめ度:★★★★☆ 難易度:中(第二種)〜中上(第一種) こんな人におすすめ:電気工事・配線作業に関わる人、電験三種と合わせて取得したい人


③機械系・電気系保全技能士

機械保全技能士は、工場の設備・機械のメンテナンス・保全業務に関する技能を認定する国家資格です。特級・1級・2級・3級があり、実技試験と学科試験の両方に合格する必要があります。受験に実務経験や工業高校や専門学校などで学んだ者など受験資格もありますので注意してください。正直学生などが受験する3級はレベルも低いため、可能なら2級以上、勉強してしまうと1級と2級に大きな差もないことから受験資格さえあれば1級から受験することも検討してください。その場合、実技試験対策が一番重要です。

電気系の資格と異なり、メンテナンス・トラブルシューティングのスキルを証明できる資格です。設備保全職を目指す方には必須レベルで評価される資格です。

私は電気系機械保全技能士1級、機械系機械保全技能士1級を保有していますが、機械系・電気系の選択制になっており、自分の得意分野に合わせて選べます。

個人的なおすすめは機械系保全1級⇒電気系保全1級の順で取得することです。機械系保全技能士は学科と実技で試験が分かれていますが内容が変化するだけで実際の作業などはありません。その上、機械系保全技能士1級を取得していることで電気系保全技能士を取得する際に学科試験を免除することが出来ます。電気系保全技能士ではちゃんとした実技試験がありますのでその対策に集中する為にこの流れで取得することをおすすめします。

おすすめ度:★★★★☆ 難易度:中〜高(1級は難易度が上がる) こんな人におすすめ:設備保全・メンテナンス業務に携わる人


④危険物取扱者(乙種4類)

化学薬品・燃料などを扱う製造現場では、危険物取扱者の資格が必要になる場面があります。乙種4類はガソリン・軽油・灯油などの危険物を扱うための資格で、製造業全般で需要が高い資格です。

半導体工場でも化学薬品を使用する工程があるため、保有していると業務の幅が広がります。試験は比較的易しく、独学でも1〜2ヶ月程度の勉強で合格を目指せます。

さらに乙4種合格後に乙1~6類までの試験を受ける場合、ほとんどの科目が免除となり問題数が10問になります。難易度も格段に低くなりますのでぜひコンプリート目指して頑張ってください。

半導体工場の場合、他の科目も十分に使用する可能性があります。資格で周りとの差をつけるのはとても大事と思います。

おすすめ度:★★★☆☆ 難易度:低〜中 こんな人におすすめ:化学薬品・燃料を扱う工程に関わる人、まず資格取得の実績を作りたい人


⑤日商簿記2級

製造業の現場経験者が簿記2級を取得すると、工業簿記の知識(原価計算・製造間接費の配賦など)が現場のコスト意識と直結します。直接的な現場作業の資格ではありませんが、将来管理職を目指す方には強くおすすめできる資格です。

工場で働いているとよく棚卸などの言葉を聞くことがありますが、なぜ棚卸を行うのか意味をよく理解している人は少ないです。そういった意味でも簿記2級の勉強をしてよかったなと思っています。

私は簿記3級を保有した状態から、YouTubeと予想問題集を使って1〜2ヶ月で簿記2級に一発合格しました。

実は1級も2回ほど受験したのですが、勉強していない捨て論点が出題され不合格となりました。今のところ再受験する気はありませんが、勉強したことは仕事に活かせています。

👉 [【関連記事】日商簿記2級を働きながら2ヶ月で一発合格した勉強法【製造業サラリーマンの体験記】]

おすすめ度:★★★☆☆ 難易度:中(合格率20〜30%前後) こんな人におすすめ:将来管理職・現場リーダーを目指す人、コスト管理の視点を身につけたい人


資格取得の優先順位の決め方

まず現場で評価されやすい資格から取りたいところです。

電験三種・電気工事士・機械保全技能士は、現場で働く上で必要な知識+αを得ることが出来、周りの作業者と差をつけることも出来る為おすすめです。

電験三種などは難易度が高く、勉強期間も長くなる傾向がある為、ライフスタイルと相談して決断しましょう。


まとめ

製造業・工場勤務におすすめの資格5選を優先順位順にまとめます。

  • ①電験三種:最優先。基本から応用まで電気のスペシャリストの第1歩
  • ②電気工事士(第二種・第一種):電気の基本的な知識が手に入る
  • ③機械保全技能士:設備保全・メンテナンス業務に必要な知識をアピール出来る!
  • ④危険物取扱者(乙種4類):化学薬品を扱う現場で需要が高い、職場に一人は必ず必要な場合が多い
  • ⑤日商簿記2級:一般的な会社員でも必要な知識

すべてを一度に取得する必要はありません。自分の職種・キャリアの方向性に合わせて、優先順位をつけながら取得を進めてみてください。


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chima
好奇心旺盛2児パパ。半導体工場で監督職をやってます。 趣味は家族と遊ぶこと/資格取得/アニメ鑑賞 保有資格 電験三種/日商簿記2級/第一種電気工事士など