サラリーマンのスキルアップ

日商簿記2級を働きながら2ヶ月で一発合格した勉強法【製造業サラリーマンの体験記】

「簿記2級って、働きながらでも取れるの?」

そう思っている方は多いと思います。簿記2級は合格率20〜30%前後の資格で、「難しい」「時間がかかる」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

私は半導体工場に勤務しながら、2ヶ月・1日30分~1時間程度の勉強で簿記2級を一発合格しました。

使ったのはYouTubeの解説動画と練習問題だけ。高額なスクールや通信講座は使っていません。簿記3級の知識があった点はスタートラインとして有利でしたが、「働きながら短期間で取れる」という事実は、これから挑戦しようとしている方への参考になると思います。

この記事では、その経験をもとに製造業・工場勤務の方が働きながら簿記2級に合格するための勉強法を具体的にまとめます。


📌 この記事を書いた人 半導体工場に勤務する30代。製造現場の責任者(職長)。電験三種・第一種電気工事士・電気系機械保全技能士1級・日商簿記2級など保有。現場のリアルをそのまま発信しています。


簿記2級を働きながら取るのは現実的か?

合格率と難易度のリアル

日商簿記2級の合格率は試験回によって異なりますが、おおむね20〜30%前後です。簿記3級(合格率40〜50%程度)と比べると難易度は上がりますが、適切な勉強法で取り組めば働きながらでも十分合格できます。

試験範囲は「商業簿記」と「工業簿記」の2科目です。3級では工業簿記は出題されないため、2級から新たに学ぶ範囲が増える点が難しさの主な理由です。

簿記3級があると有利

私の場合、簿記3級をすでに持っていたため、商業簿記の基礎知識はある程度ありました。仕訳の考え方・勘定科目の基本などは3級で身についていたため、2級の勉強では「新しい知識を積み上げる」感覚で進められました。

簿記をまったく初めて学ぶ方は、まず3級から取得してから2級に進む方が効率的です。3級→2級とステップを踏むことで、合計の勉強時間は増えますが、理解の定着がスムーズになります。


私が実際に行った勉強法【YouTube+過去問】

ふくしままさゆきさんのYouTubeをメインに活用した

簿記2級の勉強で最も役立ったのは、「ふくしままさゆき」さんのYouTubeチャンネルです。

理論・理屈をしっかり解説する「理解型」の講義が特徴で、「なぜこの仕訳になるのか」という本質から丁寧に説明してくれます。簿記はパターン暗記になりがちですが、理屈から理解することで応用問題にも対応しやすくなります。

現在の無料・有料の範囲(2025年時点)

  • 簿記3級の講義:すべて無料
  • 簿記2級工業簿記の講義:すべて無料
  • 簿記2級商業簿記:一部メンバー限定の動画有り

メンバーシップは月額2,990円(iOSのYouTubeアプリ経由の場合は月額4,000円のため、PCまたはブラウザから登録推奨)です。

私が勉強していた当時は現在より多くの動画が無料公開されていました。現在は商業簿記の応用・発展論点の一部がメンバー限定になっていますが、基礎〜標準レベルの論点は無料で十分カバーできます。まずは無料動画で基礎を固め、連結会計などの応用論点が必要になった段階でメンバーシップ加入を検討するのがおすすめです。

1日30分という限られた時間でも、動画を1〜2本見るだけで内容が頭に入りやすく、スキマ時間を有効活用できました。

ネット試験対応の予想問題集で実践力をつけた

ふくしままさゆきさんの動画でインプットを進めながら、ネット試験対応の予想問題集を使ってアウトプット練習をしました。

日商簿記2級にはペーパー試験とネット試験(CBT方式)の2種類があります。私が受験したのはネット試験で、自分のPCで本番に近い形式で問題を解ける予想問題集を使って練習しました。5〜7回分の予想問題が収録されているものを繰り返し解くことで、出題形式への慣れと時間配分の感覚が身につきました。

「過去問」ではなく「予想問題集」を使った理由は、ネット試験では毎回問題がランダムに出題されるため、過去の試験問題がそのまま公開されていないからです。予想問題集でも出題傾向はしっかりカバーされており、繰り返し解くことで合格に必要な実践力は十分つきます。

    特に工業簿記の計算問題は、解き方のパターンを覚えることが重要です。同じ形式の問題を繰り返すことで、本番でも迷わず解けるようになります。


    合格までの勉強スケジュール

    勉強期間が短くなった理由

    簿記3級の知識があったため、商業簿記の基礎部分はほぼ復習感覚で進められました。新たに時間をかけて取り組んだのは主に以下の2点です。

    • 工業簿記の新しい概念(原価計算・製造間接費の配賦など)
    • 2級特有の商業簿記の応用論点(連結会計・税効果会計など)

    この2点を重点的に理解することで、全体の勉強期間を1〜2ヶ月に絞ることができました。

    勉強の進め方

    まずはふくしままさゆきさんのyoutube動画を一通り一周します。出来れば理解を深める為二周するのをおすすめしますが全部見ているとそれなりに時間を取りますのでまずは詰め込んで一周してください。

    練習問題を解く

    ネット試験の練習問題付問題集を購入し実践と同じ形式で問題を解きます。

    本番は商業簿記・工業簿記合わせて90分の試験です。時間配分の感覚を身につけておくことで、試験当日の焦りが減ります。解けない問題は飛ばして確実に取れる問題から解く練習も、直前期に意識しておくといいです。

    覚えていない論点、理解していなかった部分を練習問題で洗い出し、再度ふくしままさゆきさんのyoutube動画を視聴します。

    苦手部分に絞ることで視聴時間を短くすることが出来ます。


    製造業・工場勤務の人が簿記2級を取るメリット

    原価管理・コスト意識が身につく

    簿記2級では工業簿記として「製品の原価をどう計算するか」を学びます。これは製造業の現場で実際に使われている考え方そのものです。

    現場で「この作業のコストはどのくらいかかっているか」「材料費・労務費・製造間接費の内訳はどうなっているか」という視点が身につくため、改善活動や業務効率化を考える際に役立ちます。

    上司・管理部門との会話がスムーズになる

    製造現場の責任者になると、予算・コスト・損益に関する話が増えます。簿記の知識があると管理部門や上司との会話が理解しやすくなり、現場改善の提案がしやすくなります。

    転職・キャリアアップに有利

    簿記2級は製造業に限らず幅広い業界で評価される資格です。万が一転職を考えたときにも「簿記2級保有」は履歴書に書ける強みになります。

    特に製造業では、現場経験+簿記2級という組み合わせはコスト管理ができる現場リーダーとして評価されやすいです。


    簿記2級の勉強でつまずきやすいポイントと対策

    工業簿記の概念が最初はわかりにくい

    3級では出てこない「製造原価」「直接費・間接費」「標準原価計算」などの概念は、最初はイメージしにくいです。

    対策:テキストで読むより先にYouTubeの動画で「工業簿記とは何か」の全体像をつかんでから細かい計算に入ると理解が早まります。

    連結会計・税効果会計が難しい

    2級の商業簿記には、3級にはなかった難しい論点があります。特に連結会計は出題頻度が高く、理解に時間がかかります。

    対策:難しい論点は完璧を目指すより「基本的な出題パターンだけ確実に解ける」レベルを目標にする。難問は捨てて基本問題を確実に取る戦略が有効です。

    モチベーションが続かない

    1〜2ヶ月と短い期間でも、毎日続けるのは簡単ではありません。

    対策:「今週は工業簿記の原価計算を終わらせる」など週単位の小目標を設定する。達成感を積み重ねることが継続のコツです。


    簿記2級の勉強におすすめのツール

    ふくしままさゆきさんのYouTubeチャンネル(無料・一部有料) 簿記学習系YouTubeで最も人気の高いチャンネルです。3級・工業簿記はすべて無料、商業簿記の基礎〜標準論点も無料で視聴できます。応用・発展論点のみ月額2,990円のメンバーシップが必要です。まずは無料動画から始めてみてください。

    ネット試験対応の予想問題集 ネット試験を受験する場合は、CBT形式に対応した予想問題集を1冊用意しておくと安心です。5〜7回分の予想問題が収録されているものが使いやすいです。

    👉 [簿記2級 おすすめの予想問題集 ネット試験対応(楽天)]

    スクールや通信講座を使う場合は、スマホで完結できるスタディング(STUDYing)がスキマ時間学習との相性が良くおすすめです。


    まとめ

    日商簿記2級は働きながらでも取得できます。

    • 簿記3級の知識があれば1〜2ヶ月での合格も十分狙える
    • YouTube+練習問題集だけで合格できる。高額なスクールは必須ではない
    • 1日30分のスキマ時間を毎日継続することが最大のポイント
    • 合格後はコスト意識・管理部門との会話・転職時のアピールに活きる

    「難しそう」と思っている方も、まずYouTubeの解説動画を1本見てみることから始めてみてください。思ったより理解できると感じるはずです。


    ▼ 合わせて読まれている記事

    📄 電験三種を工場勤務しながら約6ヶ月で一発合格した勉強法【実体験】

    📄 機械保全技能士とは?試験内容・難易度・勉強法をわかりやすく解説

    ABOUT ME
    chima
    好奇心旺盛2児パパ。半導体工場で監督職をやってます。 趣味は家族と遊ぶこと/資格取得/アニメ鑑賞 保有資格 電験三種/日商簿記2級/第一種電気工事士など